
サッカーボールは大きく、「検定球(公式球)」と「レプリカ」2つに分けられます。それぞれの特徴について、下記で詳しく解説します。
検定球(公式球)
公式な試合で使う品質と規格を満たしているボールが「検定球(公式球)」です。国際サッカー評議会のサッカー競技規則によって、明確な規格が定められています。 FIFA(国際サッカー連盟)主催の国際大会や、大陸連盟主催の公式戦で使用できるのは、FIFAの厳しい基準をクリアしたFIFA認定球やIMS(国際試合ボール基準)のロゴが入ったボールです。
また、日本国内の公式戦には、JFA(日本サッカー協会)の検定をクリアしたボールの使用が義務付けられています。FIFAやJFAの認定を受けたボールは、ロゴや検定マークがついているのが特徴です。品質や規格の基準をクリアしていても認定を受けたマークがないものは検定球ではく、公式戦での使用はできません。

レプリカ
検定球ではないボールをレプリカと呼びます。レプリカにはサインボールなどの観賞用や公式戦以外で使う練習用の用途があります。レプリカの場合、FIFAやJFAの認定を受けていないため、規格や品質の保証がない代わりに安価に手に入ることが特徴です。認定には品質テスト費用やロゴ使用料などがかかるため、その費用が価格に上乗せされます。
また、検定球と同じデザインで検定マークやロゴがついているにもかかわらずレプリカとして販売されているボールは、表面のパネルが手縫いになっており検定球と性能に差がある場合があるので注意しましょう。